2010年12月29日

私的録画保証金裁判、東芝が勝ったが・・・

デジタル放送専用レコーダーの私的録画保証金をめぐって争っていた裁判の判決が、27日に東京地方裁判所であり、私的録画補償金管理協会(SARVH)の請求が棄却されました。

これ東芝がデジタル放送専用レコーダーの私的録画保証金について、アナログ放送と違ってデジタルはコピーがコントロールされてるから「コピーフリーじゃなくね? 課金対象かも明確になってないし。これじゃ消費者から保証金を取れないし」と保証金を機器に上乗せしないで販売し、私的録画補償金管理協会(SARVH)に保証金の支払いをしなかったってのが元です。

私的録画補償金管理協会(SARVH)のほうは「なにいってんの? デジタル放送専用レコーダーは補償金支払いの対象機器だし。メーカーによる補償金支払いは法的に強制だし。金払え。」といって提訴した裁判です。


一応私的録画補償金管理協会(SARVH)の請求が棄却され東芝が勝ったようですが、内容を見ると痛み分けです。

争点だった2点のうち
・デジタル放送専用レコーダーは保証金支払いの対象となるのか?
については、デジタル放送専用レコーダーは著作権法施行令の「特定機器」に該当すると判断しました。
つまり「保証金の対象になるよ」となりました。

・メーカーの保証金支払いは法的に強制か?
については、「法的拘束力を伴わない抽象的な義務にすぎない」と法的拘束力がないとなりました。

東芝はデジタル放送専用レコーダーは保証金支払いの対象にならないと言っていたので、そこはSARVHの言い分が認められ、保証金支払いは法的に拘束力がないとなってそこは東芝側の言い分が認められた形です。

どちらにしろ保証金の支払い請求は棄却されたので東芝の勝ちですが、権利者側は判決前から「どちらが勝っても最高裁まで争うことになるだろう」と言ってるので最高裁まで行くんでしょう。
ていうか、それなら地裁の判決って何なんだ?って話ですが。

こんな不毛なことに時間を使わないで、もっと制度的なものを変えたほうがいいと思いますがね。
デジタル専用機の補償金は、東芝を含む4社が支払いを拒否しているという話ですが、どうも保証金の制度自体がいまいち正当性を認められませんし。
そんなことをしてもどんどんマーケットが縮小するだけで、真綿で自分の首を絞めてるように見えます。




posted by ぶろん at 12:50 | Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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